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鎮守の森と生物多様性~生きものぐらしの心得~

鎮守の森と生物多様性~生きものぐらしの心得~
毎月開催されている、虔十の会代表の坂田昌子が講師の虔十寺子屋カフェ・生きものぐらしの心得vol.9のご案内です。
直前のご案内ですみません。

・日 時 4月4日(火)19時~21時
・場 所 いまここcafe杜丸
     高尾駅北口駅前のコミュニティカフェ
http://imakokocafe.wixsite.com/morimaru/location
・参加費 1000円+1オーダー


~鎮守の森と生物多様性~

 神社に行くとまずは鳥居をくぐって、参道を進むと森に囲まれたり、バックに森を抱えたお社があり、わたしたちは自然と森や山に向かって礼拝をする形になります。このような神社を囲むように存在する森を「鎮守の森」と言います。

 わたしたちは、神社にある建造物に神さまが宿っていると思いがちですが本当はそうではありません。もともとは、森や山そのもの、巨岩、滝、清水がわき出ている場所など自然物が信仰の対象だったんです。鎮守の森には、樹齢何百年にもなる大木があったり、フクロウ類やムササビをはじめ地域の守り神とみなされる動植物が生息しています。また、お祭りや年中行事の中心には、いつも鎮守の森がありました。地域住民にとっては大切な場所なので、みんなで手入れを行い人々の心のよりどころだったわけです。

 そんな日本は集落ごとに鎮守の森があったと言っていいほど鎮守の森だらけでした。
その数だけ祀られる神様が存在したということです。明治39年に施行された「神社合祀令」以降、小さな神様は大きな神様にどんどんまとめられてしまい、伐採されて消えた鎮守の森は大変な数にのぼります。そして今は、都市化とそれにともなう地域コミュニティの消失によって鎮守の森はどんどん減ってしまいました。

 今残っている鎮守の森は、長い信仰の歴史によって守られてきたので、植生はその地域本来のものであったり、地域固有のものであったりします。鎮守の森と生物多様性はとても深い関係にあります。

 さまざまな鎮守の森を知り、破壊と保存の経緯を学びながら、わたしたちにとって鎮守の森はどんな意味があるのか考えてみましょう。


☆生きものぐらしの心得とは……

生き物(生物多様性)の話しとなると、
「絶滅危惧種の話しかな?」
「動物には興味ないんだよなー」
「植物は見て楽しめればいいやー」
などと、思われる方も多いかもしれません。

もちろんそういう分野も大切なことなのですが、生きものぐらしの心得では文化、暮らしに注目!!
生物多様性は知ってみればみるほど、身近な話題が満載です。

講師は、高尾山の環境保全に取り組み続けているNGO虔十の会(ケンジュウノカイ)の代表・坂田マサコさん。国連生物多様性の10年市民ネットワークの代表でもあり、小さな町のカフェから海外の国際会議までと世界を飛び回る女性。
本業(というか収入源としてのお仕事)は古本業を営む。大学では歴史学を専攻。

専門家にしか分からない専門用語が並んだりはしないのでご安心ください。フツーの人が分かる言葉で痛快にお話してくださいます♪

ご参加お待ちしています。

(投稿者 虔十スタッフ・まみ)



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    2017年04月03日 Posted by虔十の会(ケンジュウノカイ) at 11:33 │2017


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