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Posted by たまりば運営事務局 at

落ち葉舞い散る中、今年最後のワークショップ

★12月3日(土)



1203001  高尾山はすっかり冬支度。ツリーダムのデッキの上も落ち葉で埋もれていました。今年は日本全国、紅葉がイマイチだったらしいけれど、高尾山も同じく真っ赤になるはずの木々がいきなり茶色…温暖化のせいかなぁ。それでも、カサコソ音をたてる落ち葉はいろんな形、いろんな色。ツリーダムの周りはホストツリーのモミの木をはじめマツ・ケヤキ・イロハモミジ・イヌシデなどなど様々な樹木でいっぱい。このロケーションがまた高尾ツリーダムの魅力なんですよ。



 さて、この日は初めての参加者が多いため、注意事項の確認から。吊り橋は一人づつ渡り、故意に揺すらないこと(ちなみに体重制限はありませんのでご心配なく)、ツリーダム内には一度に5人以上入らないことなどなど…ツリーダムの強度自体は10人くらい室内に入っても大丈夫なんだけど、モミの木への負担を考えなくてはなりません。ツリーダムと吊り橋はモミの木ひとりの力で支えてくれてるんです。モミの木とわたし達の関係がバランスよくあること、そのためには人間の方が譲ること、これが大事!そんなこんなでいよいよ作業開始。



1203003  今日は①屋根を杉皮で葺く②窓枠をつくる③ドアをつくる、以上3点に着手。屋根班と建具班に別れて、寒さにもめげず、みな嬉々として作業開始。まず屋根の作業は、前回張った防水シートの上に、杉皮を重ね算木で押さえ打っていきます。これを三層までやる予定だけど今日一日では無理かな。初めて参加した牧君は、屋根班にまわされおっかなびっくりの様子だったけど、JTNの亜細亜さんのしごきのせいか、のみこみが早くたちまち慣れた模様。このぶんだと明日もおまかせできるなぁ。今日は内装大工をしている高木さんも初参加。いやぁーおかげで仕事が進む、P1120804 進む。建具班は長谷川君を中心に窓枠、シホちゃんを中心にドアを作成。寸法が狂うと大変だけど、そこはさすがに常連の二人!これまた初参加のリリちゃんとハルナちゃんをリードしながら作業は順調。さらに昼から女電工の南さんが参加して百人力! この日は、一度ツリーダムを見たいという漫画家豊田徹也君も訪れなんだか賑やかな日でした。豊田君はツリーダムのスケッチしてたけどひょっとして次回作のネタ?そうだ、ついでに宣伝しておきましょう。講談社アフタヌーンで連載していた『アンダーカレント』ついに単行本化!朝日新聞の書評でも取り上げられ好評!みんな買って読んでね。あっ、ツリーダムから全然話しずれてる?まぁ、いろんな人が来てくれたということです。でも本当に寒いッス!夕方にはみんなの「寒いぃぃ」を何度聞いたことか。今日の宿泊地は相模湖の素敵なコテージ。晩御飯は光太郎&渡部作のぶり大根、そして焼酎が「早くわたしを呑んで身体をあっためてー」と呼んでるよ。



★12月4日〈日)



P1130590  昨日にまして寒い!しかも風が強い!さらに天気予報では雨が降るかもだって?でもこの日の高尾山は素敵でしたよ。落ち葉が舞ってるというか、強い風にのって吹雪のように山から降ってくるんです。空は桜吹雪ならぬ落ち葉吹雪状態。天気が悪くなるかもという予報にかかわらず、今日は26名と参加者が多く大盛況。今回が年内最後のワークショップだもんね。



 作業は昨日の続き。屋根班はすっかり昨日の作業で慣れた牧君に、常連で強ーい味方の鈴木君と池さんをさらに投入し、雨が降ろうが、槍が降ろうが今日 P1130374 中に杉皮を三層葺くぞ体制。OL登山委員会(他称女山賊部隊)は建具班で暴れてます。さらに人数がいるのでツリーダムのエントランス部分の手すりを作る班を新たに創設。桜井君、石川さん、南さん、すごく素敵な手すりを作ってくれましたねぇ。流木を焼いて組んで作ったのが、いー感じ出してる!



 昼頃、雨かな?と思ったら、なんと雪まじり。でもだーれも作業の手を止めず夢中のようす。せっかく高尾まで来たのにやめてたまるかって感じ。まぁたいした雨じゃないし、いいっか、寒いのでケガだけは気をつけようと続行。結局小雪降る中、暗くなるまで作業は続き、屋根は三層まで葺く事ができました。次回はこの杉皮の上にさらにヒノキの皮を葺く予定。なんと高尾ツリーダムは桧皮葺(ひわだぶき)になるのです。でもイマドキ桧皮葺の家なんてないわけで、ということはヒノキP1130109 の皮なんて売ってない…ということは?みんなで剥く以外ない!しかも大量に…いやになるくらい大量に…(来年第一回目のワークショップはこれだ)。窓枠も明日の昼過ぎくらいには完成しそう。正確な寸法も出たことだし、明日はガラス屋さんに注文しに行こう。ついにツリーダムに窓が入ります!



 この日の最後は、最初に買ってしまった外材の梁を、親切な製材所が同じ分量のヒノキの床板と物々交換してくれるというありがたい話しがあり、8mもの梁をみんなでかついでえっちらおっちら山から下ろしました。交換したヒノキの床板は、吊り橋の尾根側(ツリーダムは谷側)に作る予定のデッキに使います。デッキでみんながツリーダムを眺めつつ、まったりできるといいでしょう?石釜を作ってピザを焼きたいとか、デッキの上に囲炉裏を切ろうとかいろんなアイデア満載なんですが、そうするってーとツリーダムプロジェクトっていつ終わるの???なんて話しをしながら、林さんと村上さんが作ってくれたかす汁で温まり、やはり今夜も呑んだくれて高尾の夜はふけていったのでありました。



★12月5日(月)



CIMG2445 今日は平日なので10人ぐらいの少人数。初参加なのに昨日と二日通しの好き者竹内さんがいてくれて大助かり。竹内さんは道志でキャンプ場をやってるんだそうですが、もっとエコなキャンプ場にしたくって頑張ってます。ツリーハウスもワークショップ形式で作りたいとのこと。ツリーハウスがあるキャンプ場なんて絶対泊まりに行きたい!また、午後からというか3時頃に、一橋大のツリークライミング部のハヤト君が初登場。部室を作ろうという話になり、だったらやっぱ僕たちの場合ツリーハウスでしょってことで、どんな風につくっているのかと作業に参加しに来たとのこと。ツリークライミング部は今のところ全国でたった一つらしく、JTNのツリークライマー入江君とたちまち意気投合し、屋根の上へ。3時からじゃ作業する時間があんまりないぞー!



CIMG2442  今日の作業は、窓とドアが中心。朝一でガラス屋に発注し、午後2時くらいにはガラスが届く予定。窓枠をそれまでに完成させなくてはと長谷川君が張り切りつつ、丁寧な仕事をしてくれます(作業している時は格好いいんだけど呑むとねぇ…)。天井には台形の開き窓もつけるんですがこの枠も完成。この天井の窓は、ツリーダムの屋根に出て木登りをして遊ぶためのもの。ツリーダムの室内からこの窓を見上げた時のモミの木は、なんだか圧倒的でたくましくて、もっと上に行ってみたいって感じです。ただこの窓はガラスでは危険。枝でも落ちてきたらバリバリ、ガチャーンですからね。アクリル板にしようと決めたものの既成サイズでは小さすぎ、大きい物を無駄に買うのもなぁと頭を悩まし、ガラス屋に相談したらベランダの屋根に使うポリカなるものを持って来てくれてOK。このガラス屋さん、ツリーダムに一目で魅せられたもよう。「うーん、これはすごい、すごい」と夢中になって、ツリーダムの中に入り、デッキにのぼって大喜び。山が好きで普段は奥多摩に遊びに行くそうですが、「同じ八王子にこんな気持ちのいいところがあったとは」と言ってくれました。そんなことをしてる間に、あっという間に日が暮れ、ガラスを入れるのは明日へ持ち越しに。シホちゃんもドアを完成に近づかせています。ところでドアのノブは流木を使いたいな。



 予定では、作業日は今日までだったのですが、明日もう一日延長して窓とドアは、やってしまおうということになりました。もうあたりは真っ暗。この日空気はキンキンに冷えて、モミの木の上には冷たくて透明な光を放つ三日月…モミの木の暗い影が、妙に映えてなんとも言えない光景。針葉樹には三日月と星がとても似合うってことを発見し、みんなで「いーねぇ」とうっとりしたため息をつきつつ解散。



★12月6日(火)



CIMG2432  ツリーダムに窓が入りましたよ!算木を打つ時にガラス割らないかなぁ…と長谷川君は心配してましたがさすがだぁ!ドアの方もシホちゃんが格闘の末、もう取り付けられるところまでいきました。次回はドアも表面を焼いて木目を出そう。しかし、窓とドアが付くと「ハウス」ってかんじになるのは何でだろう。「家」「ハウス」をイメージするときに内と外をつなぐ窓やドアって、わたしたちが思っているより、きっと重要なものなんだろうな。人の心も同じですね。なーんてね。



 天井の窓もつきました!六角形のツリーダムのうち、ドアの面、4つの窓の面、残る一つの面の窓は、出窓にし、はめ殺しでステンドグラスが入ります。太陽の光があたっと時のことを想像してみてくださいな。CIMG2465



 さて来年まで、しばしワークショップはお休みですが、きっとその間に高尾山には雪が降り積もるでしょう。そんな日には、わたしは雪をかぶったツリーダムをこっそりと見に行くつもりでいます。雪にすべての音が吸い込まれ、静かな裏高尾の里山そしてツリーダム…そんな中に身を置くと、きっとなんとも言えない気持ちになるだろうなぁ…ではでは、今年ツリーダムワークショップに集ってくれた仲間たち、よいお年を!(と、その前に恐怖の朝までオールで呑んだくれる忘年会があったっけ)







  


  • 2005年12月09日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 06:51Comments(3)ツリーハウス

    ツリーハウス完成予定図

    TH











































































    JTNよもさんによるツリーハウス完成予定図です。



      


  • 2005年11月28日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 20:19Comments(0)ツリーハウス

    棟上です!











    新緑の季節に始まったTreedom。気が付けば梁が張られ、屋根が乗り、外壁が立ち、吊橋が掛かり、徐々にかたちを成してきた。









    今日は勤労感謝の日(11/23)。Treedomでは棟上です。天気は晴(時々曇り)、色づいた葉っぱたちがキラキラしていて気持ち良い。そういえばうちの田舎では棟上のことを「建前」っていってたな。



    そもそも棟上とは家屋建造する際に大工の棟梁などが神を祭り、新屋の安全を祈る儀式で、家具の守護寺などを奉って、新家屋に災いなく幸あれと祈る意味合いがあるらしい。



    棟上というとどうしてもくっついてくるイメージが「餅まき」。名前は「餅」だけどお菓子とかラーメンとか、はたまたお金とか色々落ちてくる(しつこいけど、うちの田舎のばあい)。兎に角この日はハレの日、Treedomっていう非日常の中のさらに非日常。わくわくしてくる。









    P1120022式が始まる時間は13:30からだけど準備は午前中から始まる。



    10:00に到着するとすでに作業が始まっていた。やけににぎやかだなと思ったら、地元のサークル「高尾こてんぐクラブ」が見学・手作り体験をしていた。吊橋を「きゃーきゃー」いいながら渡り、「あーじゃない、こうじゃない」って言いながら木工をしていた。どの子も(親も?)目を輝かせている。んー、いいカンジです。詳細はこちらで。ブーピー工房



    その間、具だくさん豚汁とか、お餅とか、会場作りとか細々とした準備に追われる。イベントごとって結構こういう地味な下準備って多いんだよね。でも、そこはスタッフたち皆でカバー。









    そうこうしているうちに続々とお祝いに見える人たちやってくる。今日が初めての学生、何回か作業に来た人や毎回ワークショップに参加している人、patagoniaのスタッフ、いつもお世話になっている宿泊施設の管理人さん、その宿泊施設で知りあった「4中オヤジの会」、ご近所の方、多くの人たちが来てくれたのはホントに嬉しかった。









    時間になると神主・地主・施主・棟梁・関係者がデッキ上に集まり式が始まる。ざっと見ても50人近くはいる!こんなにたくさんの人がTreedomに集まったのはだいぶ久しぶりのこと、地鎮祭以来かな?













    P1120116神主さんの祝詞が始まり否が応にも厳かな空気が辺りに漂う。Treedomの無事な完成、多くのひとがここで楽しい時間を過ごせること、居心地の良い場所になること、高尾の自然が今のまま守られて残されてゆくこと、高尾をきっかけとしていたるところの豊かな自然が残されてゆくこと、神主さんのことばを借りて読み上げられる。



    次に玉串の奉納、普段はこんな日本的な風習から遠ざかっているから、皆おっかなびっくりなカンジ。「これでいいのかな?」って顔に出てたのがおかしかった。でもカタチはともあれホストツリーへの眼差しは皆共通していた、樹に対する感謝というか、慈しみ。示し合わせたわけでもないのに、皆自然とそういう気持ちが起きてきたんだろうな。本当に不思議な瞬間でした。













    神事が終了するとお神酒で乾杯!!あとはもう恒例の展開で。デッキで、エントランスで、吊橋上で、いたるところで話の輪が咲いてくる。



    デッキでは餅つきが。「ドスン・ドスン」「おいっ!」「おーっ!」「すげー!」「なんだそれ?!」皆の声が裏高尾の谷間に飛び交う。餅つき初体験の人も経験者も、一緒になってペッタンペッタン、大抵はへっぴり腰の初体験の人たちばかりなんだけど、みんな楽しそうに餅を搗いていた。それで、搗き立ての餅の美味いことといったら…。









    P1120260大分お酒もまわってきて、みんなもいい具合に出来上がってきた頃、いよいよメインイベントの餅撒きが始まる。良い具合にこてんぐたちもやってきて100人近くが敷地にひしめき合う。流石にみんながデッキに登ると危険なので、子どもたちと壁代りになる大人たちだけに入場制限。でも、子どもたちよりも酔っ払って足元の覚束ない大人たちのほうが危険なような気が…。



    ともあれ持ち撒き開始!!目の前で子どもたちの争奪戦が繰り広げられる。餅・お菓子を配っている施主・棟梁とかが花咲かじいさんにみえてきた。うーん、やばい、わーわーいいながらデッキを駆けずりまわっている子どもたちを見てると参加したくてうずうずしてくる。いい年なのに、いかんいかん。子ども達はお菓子と餅をget!して意気揚々と家路についていった。



















    IMG_1233こうして式は盛大かつ無事に終了。その後もツリーハウスのこと、高尾のこと、食べ物のこと、10月に開催したトレイルのこと、圏央道のことetc…、話の花はなかなか収まらず日が暮れるまで続いていた。









    このワークショップは、高尾の自然の豊かさを多くの人に感じてもらうことを通して、「公共」の名目で進められている圏央道について、賛成だろうが反対だろうが、少しでも考えてもらうことだった。



    Treedomが沢山の人たちにとってそうしたきっかけになってくれれば何よりだな。目をきらきらさせているこてんぐ達や吊橋に感動していた学生、楽しそうに餅を搗いていた参加者、今日の棟上式に足を運んでくれた多くの人たちを見ていて、そう思った。











































      


  • 2005年11月27日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 00:29Comments(3)ツリーハウス

    焚き火しながらツリーハウス! ってのはどうですか?

    CIMG1752   先日は上棟式も盛況のうちに開催され、完成までカウントダウンに入りま



    した。(上棟式の模様は近々アップ  しますね)



     



     前回のワークショップ(と上棟式の前日にもJTNに作業してもらいました)では屋根もハッチ部分を除き下地の板と防水シートを張り巡らすことができました。またつり橋も渡り、エントランス部分の柱も立ちました。





     高尾の木々も葉を落とし始め、いよいよ冬支度を始めたみたいです。朝晩は本当に冷え込んできて、野外作業には厳しい季節になってきますが、焚き火で暖を取りながら、寒さも楽しんじゃいましょう!







     ★高尾山ツリーダムワークショップのお知らせ





    12月3日(土)~5日(月)





     今回のワークショップは屋根にスギの皮を張ったり、ドアや窓などの建具を作る予定です。またドアがつく壁面に使う丸太の輪切りタイルをバーナーで焼いて張るとこまでいけたらいいなあと考えてます。





                       まCIMG1755た今回はいつも利用している高尾グリーンセンターが土曜の夜にすでに予     約が入っていたため、土曜の夕食・宿泊はありません。日曜の夜は宿泊可能ですのでご利用ください。







    各日とも以下のスケジュールです。



    10:00 日影沢林道入り口集合



    10:30~16:30(予定) 作業







    ・参加費  日帰り参加 1,000円



           宿泊参加(4日のみ) 5,000円



             (参加費1,000円+宿泊費3,500円+食事代500円)



    また4日は日帰りだけど夕食を一緒に、という方も大歓迎! その場合は参加費+食事代で1,500円です。 グリーンセンターならお風呂にも入れますよ。(最終日は夕食はありません)



    現場からグリーンセンターまでは虔十の会が車で送迎します。夕食だけの方も駅まで送りますんでご安心ください。









    ・注意事項 



    ①昼食は各自ご用意ください(宿泊の方は朝コンビニなどに寄ります)。



    雨天の場合の問合せ方法は参加申し込みされた方に連絡します。



    ③活動しやすい服装で、足元も滑りやすいので運動靴などを履いてください。(汗をかいたり、汚れたりするので着替えを用意されたほうがいいです。)



    作業用ヘルメット(バイク用は不可)をもしお持ちの方がいたら、持ってきてください。それと滑り止めつきの軍手、自分用のメジャー、差し金、エンピツなどがあると作業がはかどるので、あればお持ちください。CIMG1750





    集合場所へのアクセスについて



    JR中央線

    高尾駅

    北口より京王バス「小仏」行きに乗り、9つ目の「日影」停留所にて下車、そのままバスの進行方向へ100m歩いた左側に日影沢林道入り口があります。



    バスは土・日の朝では、12分・32分・52分にそれぞれ出ています。



    なお天候により中止になる場合があります。その場合当日の朝に連絡することになりますので、参加される場合、差し支えなければケイタイメールなどの具体的な連絡方法を教えてください。





     参加してくださる方は、12月1日(木)までに下記のメールのアドレスまで返信してください。その際、どのような形で参加をするか書いてください(「4日から5日泊まりで」とか「4日5日日帰りで2日間」とか)。



     それでは多くのかたの参加をお待ちしております!CIMG1749



    kenju_treedom@yahoo.co.jp  (担当・永友)



      


  • 2005年11月25日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 22:27Comments(0)ツリーハウス

    「ツリーダム、ハウスっぽくなる」の巻

    久々のツリーダムワークショップは天候にも恵まれて3日間無事に開催できました。













    10月下旬にJTN(ジャパンツリーハウスネットワーク)とワークショップ選抜隊(?)によって作業を進めさせてもらい、壁がほぼ出来上がってて、久々に来てくれた方、初めて参加した方ともに「おおー!」という感嘆の声をあげてました。壁は2×4工法(パネル工法)で作りました。板で壁面のパネルを6面作り、それをうえのデッキで組み上げました。そして、外壁はスギ板をバーナーでこんがり焼いて落ち着いた雰囲気を出しました。屋根は杉皮と檜皮で葺くので、「和」な感じの仕上がりになりそうです。



    またつり橋もあと踏み板数枚取り付ければ完成というところまで、出来上がっていました。



















    つり橋ができればツリーダムまで簡単に行けます。ただゆらゆらと揺れますが・・ 































    初日(12日土曜日)はまずつり橋を完成させるところから。 TH1122







    尾根からモミの樹に渡した2本のワイヤーに乗っけた板にそれぞれ2本ボルトを通して、裏側にプレートでワイヤーを挟み込むようにしてナットを取り付けて、板を固定します・・・って意味がよくわからないですね(まあ来たときにでものぞいて見て下さい)。ともかく14cm幅の板を尾根側からどんどん張っていき、この日はあと4枚までできていたので、残りを取り付けてツリーダムまで無事開通! 





    みんな楽しそうに(おっかなびっくり!?)とりあえず渡ってみます。ただあまり揺らすと連結されてるモミの樹にダメージを与えてしまうので、なるべくゆっくり渡って 下さいな! あと一度に2人までですよ。YNE1112







    そしていよいよ屋根に取り掛かります。というかすでに作業に取り掛かっていて、屋根の骨組みがあと少しでできるところまできていました。屋根の真ん中をモミの樹が通るので形がきっちりとしていないので難しい作業です。



    壁面の六角形と屋根の上の六角形(棟木?)とをつなげる垂木(屋根の斜めの部分の部材)の長さや角度がまちまちなの で、それぞれ測って切って取り付けて・・と技がいります。さらに垂木同士をつないで蜘蛛の巣状にしていきます。これができれば、小屋組みは完成! 棟上げです・・といってもパネル工法なので、もう壁ができてますが・・・。







    初日はそうこうしていうるうちに暗くなり、屋根の垂木を組む前に終了しました。日が暮れるのがホント、早くなりましたねえ。



















    2日目(13日日曜日) この日は大勢の方に来ていただきました! 13WAGIRI





    それでは、ということで丸太の輪切りをひたすら作ってもらいました。それは何に使うのかというとですね、壁のドアがつく面の装飾として使います。どういう風になるかというと・・・ヒミツ。って「もったいぶってないで教えろっ」て言われそうだから教えちゃうと、輪切りにした大小様々な丸太をタイルのようにして壁面にはっ付けていくのです。なんかよさそうでしょ?



    とりあえず100個ほどひたすらノコギリで厚さ2cmほどに切ってもらいました。飛び入り参加した子どもたちも楽しそうに丸太を切ってた姿が印象的でした。虔十の会のタマちゃんの赤くなった顔も印象的・・でした。







    さて一方。屋根班のほうも着実に垂木を組んでいき、組み方の違う入り口の面を抜かして出来上がり、野地板を張りはじめました。ツリーダムがついにハウスっぽくなってきました!







    ONNA3 さてさてもう一方では、入り口の前の門柱とでも言いましょうか、屋根の庇を支える柱が入り口側につくのですが、それを作ってもらいました。



    というのも、普通の角材では面白くない、ということになって、加工することにしたのです。三寸角をグラインダーやらヤスリやらのみやらで「もうどうにでもして!」と参加者のセンスにお任せしました。作業場のデッキで顔を覆った女山賊衆が、うぃーん、コツコツ、バキッ、と力任せに・・・いや自分たちのセンスをいかんなく発揮して、削ってくれました。





    この日はなんだかいっぱい人がいて、とてもにぎやかだったです。おわり。(なんだそりゃ)



















    最終日(14日月曜日)は平日ということもあり、JTNチーム+αといった感じで、来てくれた人にはバリバリ仕事をしてもらいました(作業をいっぱいやりたい人は平日に参加してくれるといいですよ!)。





    まずは前日に加工した門柱にさらに化粧を施します。バーナーで表面を焼いて、彫刻刀で意匠をこらしていきます。蔓と葉っぱをあしらってみました。4面あるのでなかなか大変です。それを2本完成させます。





    丸太の輪切りは、まだ水分を含んでいるのでそのまま干して乾燥させます。



    乾燥したらバーナーで焦がせるのですが、本日はできそうもありません。YANEHARI



    屋根班は野地板を張り巡らせていっております。やはりこれも形が一枚一枚ばらばらなので原寸にあわせて切っていき、張っていくので手間がかかるのです。そして、辺りが暗くなりかけた頃、ようやくほぼ張り巡らされました。







    連日、暗くなるまでの作業でした。紅葉のピークにはまだ少し早かったですが、色づいた林の中での作業、みなさん楽しんでくれていたみたいでよかったです。





    ツリーハウスを完成させるだけならJTNに依頼して作ってもらえば、もうすでに完成していたと思います。だけど、こうしてほとんどが素人の中で、いろんな人が関わる中で完成させていくのは、時間も手間もかかりますが、すごく意味のあることだと思ってます。





    春先から始まってもうすぐ冬で、高尾の四季折々の姿を感じてもらえれば嬉しいです。



    葉っぱがだいぶ落ちたので集合場所の日影沢林道入り口から上を見上げると、ツリーダムの姿がハッキリと確認できます。すごい高い場所にあるなあと改めて思いました。



    ツリーダム、いよいよ完成まであと少しだぁ!!





    <ナガトモ>MOKUMOKU





























      


  • 2005年11月18日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 00:10Comments(5)ツリーハウス

    秋の高尾でツリーハウスを作ろう!

    天狗トレイルをやったりしていたので(おかげさまで盛況のうちに終わることができました!)だいぶん間が空いてしまいましたが、久々にツリーダムワークショップを開きます! 先日JTNチームには高尾に来て作業を進めてもらい、壁がほぼ完成しました。その様子をいつもワークショップに来てくれていて、今回作業に参加してもらった山本さんに報告してもらいましょう。





    CIMG1639 今回はワークショップ形式ではなく、JTNの方と経験者の有志の方で作業を進めました。







    前回完成した床の上に6面の壁が全て立ち、屋根の垂木を組み、吊り橋の踏み板を途中まで取り付けました。





    壁の枠は1面を上で作成し、他の5面の枠はデッキで作成したものを吊り上げました。





    上では枠に壁板を貼り、1面ずつ壁を立ち上げていきました。壁材には30cm幅の杉板を使用し、表面はサンダーをかけバーナーで焼いて仕上げています。





    吊り橋からはいるエントランス部分の面の壁は他の面とは仕上げを変えようと思っています。







    次回のワークショップでエントランスの仕CIMG1596上げをします。どんな風になるかは乞うご期待♪



    屋根の垂木は木を囲んだ6角形の定規をガイドに組んでいきます。エントランス面の屋根のデザインを少し変えるので、垂木の組み方も他とは変わってきます。



    吊り橋も板を貼り始めるとぐっといい感じになってきました。ツリーハウスへ向かう吊り橋やエントランス面の壁のデザインがどんな風になるか楽しみですね。





    山本リポーターありがとうございました!そうなんです。ツリーダムは壁面は焼杉板をざっくりとした感じで仕上げ、屋根は杉皮と檜皮で葺くということで、和の テイストを取り入れた渋メの感じでいくことになりました。





    CIMG1611 裏高尾の木々にしっくり溶け込んだ素敵なものができそうです! 





    高尾でも山が色づき始めて賑わってきました。ツリーダムの周りの木々もこれから紅葉 していくことでしょう。春から始まったワークショップもいよいよ佳境に入ってきました。まだ来たことない方も以前来たことがある方も秋の素敵な高尾に是非お越しください! 





    ★高尾山ツリーダムワークショップのお知らせ





    11月12日(土)~11月14日(月)





     今回のワークショップでは屋根の下地を作ることを目指します。屋根の表面にはスギやヒノキの皮を葺く予定です! 高所作業になるので、屋根には慣れた人に上って作業してもらいますが、デッキや作業場で木材をカットしたり塗装したりの作業もあります。





    さらに時間があればドアや窓などの建具を製作できればと思ってます。 





    各日とも以下のスケジュールです。 





    10:00 日影沢林道入り口集合





    10:30~17:00(予定) 作業 





    19:00 夕食 (高尾グリーンセンター) 





    20:00~ 作業についての打ち合わせなど CIMG1629





    翌8:00 朝食 





    ・宿泊場所 高尾グリーンセンター 





    ・参加費  日帰り参加 1,000円 





           宿泊参加(一泊) 5,000円 





             (参加費1,000円+宿泊費3,500円+食事代500円)





    また日帰りだけど夕食を一緒に、という方も大歓迎! その場合は参加費+食事代で1,500円です。 グリーンセンターならお風呂にも入れますよ。(最終日は夕食はありません)





    現場からグリーンセンターまでは虔十の会が車で送迎します。夕食だけの方も駅まで送りますんでご安心ください。 





    ・注意事項  





    ①昼食は各自ご用意ください(宿泊の方は朝コンビニなどに寄ります)。 CIMG1688





    ②雨天の場合の問合せ方法は参加希望者にメールでお知らせします。





    ③活動しやすい服装で、足元も滑りやすいので運動靴などを履いてください。(汗をかいたり、汚れたりするので着替えを用意されたほうがいいです。)





    ・作業用ヘルメット(バイク用は不可)をもしお持ちの方がいたら、持ってきてください。それと滑り止めつきの軍手、自分用のメジャー、差し金、エンピツなどがあると作業がはかどるので、あればお持ちください。 





    集合場所へのアクセスについて





    JR中央線





    高尾駅





    北口より京王バス「小仏」行きに乗り、9つ目の「日影」停留所にて下車、そのままバスの進行方向へ100m歩いた左側に日影沢林道入り口があります。





    バスは土・日の朝では、12分・32分・52分にそれぞれ出ています。





    なお天候により中止になる場合があります。その場合当日の朝に連絡することになりますので、参加される場合、差し支えなければケイタイメールなどの具体的な連絡方法を教えてください。 





     参加してくださる方は、11月10日(木)までに下記あてにメールしてください。kenju_treedom@yahoo.co.jp  (担当・永友)





    その際、どのような形で参加をするか書いてください(「13日から14日まで泊まりで」とか「14日15日日帰りで2日間」とか)。





     それでは多くのかたの参加をお待ちしております!















































































































































    CIMG1697

      


  • 2005年11月04日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 21:48Comments(0)ツリーハウス

    ツリーダム、着々と進行中!【高尾山ツリーハウスプロジェクト】

    1今回のツリーダムワークショップにも多くの方に参加していただきました。今までにいったい何人の方に手伝っていただいたのでしょうかね? かなりの人数だということは確かです。いやはや嬉しいかぎりです! ありがとうございます!





     さて今回のワークショップは4日間で床の完成を目指します。それとつり橋にも取り掛かります。初日(9月16日)は平日ということもあり参加者も少なく、JTNチームが午後に到着ということもあってあまり進みませんでした。それでも、モミから放射状にでている6本の大引き(デッキ部分の土台)を連結して、きれいな六角形ができました。毎回そうなんですが、初日は段取りをつけることが多いんですよ。なのでスロースターターになってしまいます。



    0  2日目(17日)。まずはデッキの床材を貼り付ける根太を大引きに乗せます。上での木にぶら下がっての作業はもちろん危険ですが、それと同じくらい下の作業場での作業も危ないです。上でも作業しているのでモノが落ちてくるからです。だからヘルメットは必ずかぶってもらいます。この日も上からメジャーやら差し金やら鉛筆などがアメアラレと落ちてきました。上で寸法を図り下の作業場にて丸ノコでカット。上下での意思の疎通が肝心です。直角に切るだけではなく、微妙な角度をつけて切ったり高度な技も要しますが、何回もきてくれている桜井君や長谷川“ジャスティ”などは手慣れたものです。初めて来た参加者にもどうすればいいかを教えたりしてくれてとっても助かります。





     一方、つり橋は本日から作業開始です。どのようにワイヤーを張るかで試行錯誤。さんざん考えた結果、尾根にあるマツからワイヤーを伸ばして、ホストツリーのモミをまわして、また尾根に返ってきて別のモミの樹に固定することにします。ワイヤーが樹に直接食い込むのを防ぐために、丸太を半割にしたもので防具を作ります。それをワイヤーと樹の間に入れます。





    2 今日の作業はデッキの根太が三重の六角形を描いて、下から蜘蛛の巣のように見えたところでオシマイ。



    本日のキャンプ地は、日影沢キャンプ場がいっぱいでとれなかったので、いつもお世話になってる裏高尾の農家、元締めさんの梅林(毎年梅もぎをさせてもらったり、圏央道反対集会をしているとこです)になりました。電気も水道もないので、虔十の会の別働隊ムラカミ・ハヤシ・ワタナベが前もって水を運んだり、夕食を作ったりしてくれていました。そのおかげでみんな安心して作業ができるのです! 先に汗を流しに銭湯へ行って、帰ってくると、もう日は暮れて真っ暗。だけどほんのりと明るく、空を見上げるとキレイな月がぽっかり浮かんでました! 中秋の名月が明日なのでほぼ満月。その月明かりの下、焼酎がどんどんなくなっていきました。福井から来てくれた岩ちゃんがいっぱい呑んだようで・・・。





    3 翌18日は、子供も含めて今までで一番多くの参加者にきていただきました。今日は床を張っていきます。昨日取り付けた根太に両端がかかるように床板を切ります。そしておなじみインパクトドライバーでネジ留め。四角形ではないので、その都度寸法を測り、床材をカットしていきます。大勢の方に参加していただいているので、どうしても手持ち無沙汰になってしまう方が出てきてしまいますが、それぞれ散策をしたり(まわりはとても気持ちのいい場所で、いい沢が流れています)して楽しんでいただけたようで、幸いでした。JTN木登り担当大臣、入江さんが今回も来てくれたので、交代で臨時木登りワークショップもすることができ、子ども4人をはじめ何人かの人に体験していただけてよかったです。高いとこに登った子どもたちは楽しそうに顔を輝かせていました!



    さて作業は着々と進んで、つり橋はなんとかワイヤーを張り上げることができ、デッキの床も三分の一が張れて、この日は終了。本日の宿泊は高尾グリーンセンターです。おいしいゴハンが待ってるぞ!



    4 最終日(19日)、目指せ床の完成! 前日に三分の一が張れたので上での作業が楽になりました。足場があるのですから。なので今日はどんどんいきましょう! せっかくなので交代でいろんな人に上でも作業してもらいました。ワーイと勇んでハシゴを上がっていく人、コワーイと恐る恐る上がっていく人と様々でしたが、デッキに上るとみんな気持ちがいいみたいです。なんとかと煙は高いとこが好き・・・なんて。それはさておき、モミの生えてる地上からだと約10mですから、普段は目にできない光景や、空気を感じることができるのですから、そりゃあ気持ちいいはずです。そこに壁ができ屋根ができ家ができるのですよ! あらためてツリーハウスっていいなあ、って思いました。



    つり橋は板を一枚張ってどんな感じになるかを見ました。板とワイヤーをどういう風に固定するかでいろいろ考えた結果ボルトではさむことにしました。つり橋は今回は考えることばかりであまり進むことができなかったです。最後にエントランス部分だけ小さいデッキを作ることができました。



    5 そうこうしているうちにあたりは薄っ暗くなってきました。秋になって日が暮れるのが早くなったねえ・・・てそんな感慨にふけっている場合ではなかった、急がないと。・・・そして、みなさんの力でなんとか床を張り終わり、片づけをした頃にはホント真っ暗。作業場からモミを見上げると、六角形のデッキ。ようやくツリーダムのカタチが見えてきました。本当にお疲れ様でした!!



    春先に始まったツリーダムワークショップ。ビールのおいしい夏を経て、きのこのおいしい秋になりました(そういえばツリーダムの周りにもきのこがいっぱい生えてます。食べちゃうと死んじゃう毒キノコもあるそうです)。紅葉の美しい間になんとか完成して、みんなでおいしいものを食べながら、乾杯したいなあ。

      


  • 2005年09月26日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 20:55Comments(7)ツリーハウス

    【高尾山木登りワークショップ】

    01 台風14号が近づくなか、入江勉の木登りワークショップが裏高尾のヤマのなかで開催された。結論からいうと、楽しすぎてまじやばかったです。



    この日は大人20名くらい、近所とかの子ども7名の参加者。
    まずは今日の講師の入江勉さんの紹介から。
    入江さんはtreedomワークショップではいつも大阪からはるばるやってくる、キノボ
    リスト。
    tvチャンピオンではアイスを美味しそうに食べていた絵が印象的だった。



    紹介の後は海外でつくられたツリークライミングのビデオを鑑賞。クロアゲハとかウラギシジミとかが飛んでいる林の中での上映会。映像も気になるけど、ほわほわ飛んでいる蝶々たちもまた気になって仕方ない。ビデオは英語でできているから言葉はほとんどわからないけど、楽しそうに木と遊んでいる子どもとか高さ80m近くの大木の頂上に登っている人たち、真冬のキラキラ光る樹上、見ているだけでわくわくしてくる。
    隣で見ていたかわぐちさんが「あんな木の頂上でお茶してみたい!」とか言ってたけ
    どまじで同感。ただし、見れば見るほど早くやってみたくなってうずうずしてくる。



    0240分くらいビデオを見た後、ようやく木登り開始!と、いきたいところだったけど最初の準備とかでなかなか手間取る。なにせハーネスなんて使ったことのない素人と子どもたちだったもので…。



    準備が完了すると入江さんに木登りの基本とポイントを教えてもらう。なかなか難しいかもと思いつつ何回か繰り返しているうちに「おっ!いけるかも」っていう感触をつかんでくる。あとは降りる時の注意点を教えてもらい、地上15mの頂上を目指すだけ!登っている時は良いけど、ふと下を見てみると意外な高さにびっくりする。でも樹につられてゆらゆらするカンジは気持ち良い。目的地点に着くとJTN小林さんが待っていた。
    「おつかれさま!」
    とてつもない高さの樹じゃなかったけど、初めての木登りに感動。





    04 今回は大人2人、子ども1人のローテーションで木登り体験。なんか見てると大人よりも子どものほうが軽快にのぼって行くような気が…。子どもたちは、やり始めたら止まらないというか、みんな最後まで登りきっていた。大人たちは途中でリタイヤするひともいたけど、子どものばあいほぼみんな上まで登頂する。子どものほうが楽しいことに対して素直なのかな?



    それはともかく、木登りをしているときのみんなの顔がいきいきしてたのが印象的だった。
    「あたし絶対のぼれないよ~」とか言いつつ、上まで行ってたさくらちゃん。
    「あはは~」とか言いながら登ってた千夏ちゃん。
    「おれマジだめっす!」とかさけんでた芦澤くん。
    「………、楽しい」いずみくん。
    「腹へった~!!」わたなべ。
    なんかみんな言い顔してたな~。



    横文字でいうと「ツリークライミング」、なれた言葉で言うと木登り。子どもの時は誰しもやったことだけど、「大人」になるにつれてとおざかっていた遊び。子どもの時の3mの高さと大人になってからの30mの高さってもしかすると同じ位のカンジなのかも。でもわくわくする気持ちは忘れたくないな~。



    03 いつかだったか、JTN小林さんが「ツリーハウスの好きなところってなんですか?」っていう質問に「ゆらゆらゆれて、地上では感じることのできない経験ができるところ。非日常的な部分」
    って言ってたけど、木登りも同じようなところがあるのかなと思った。日常の生活では触れることのできない感覚、不安定な中の心地よさがあった。



    あ~、ほんと楽しかったな、また樹に登りたいな。
    せっかく覚えた(?)木登り技術、忘れる前に高尾で家づくりでまた活用したい!
    あれ、次のtreedomワークショップっていつだったけ?

      


  • 2005年09月10日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 10:47Comments(5)ツリーハウス

    ツリーダム、本体製作開始!【高尾山ツリーハウスプロジェクト】

    今回からいよいよツリーハウス本体の製作が始まりました。これまでは地に足が着いていたけど、これからはまさに地に足が着いてない状態での作業。テレビ東京でTVチャンピォンの「ツリーハウス選手権」でツリーハウス王になったJTNチームの本領がいかんなく発揮されました!







    予定では9月1日から作業だったのですが、モミの樹とハウスの基礎の材とを繋げるボルトとブラケット(材を受ける金物)が間に合わなかったため、1日は簡単なミーティングだけで終わってしまいました。来てくれた方には本当に申し訳なかったです。なんとか1日夜には金物も届き、2日から作業が始まりました。







    01まずは、どこにブラケットを取り付けるかを決めます。作業場(今まで「デッキ」といっていた下のデッキ部分。本体のデッキと紛らわしいのでこれからは「作業場」と呼びますね)でハウスのデッキの形になる六角形の定規を木材で作ります。それを一度半分にばらし、実際にデッキができる作業場から約5mまで上げて、もう一度組みます。









    02そこで木登り部隊の登場なのです! 細いリードロープを投げて枝に引っ掛け、太いロープに入れ替えてまず登り、そこからさらに上へ上へと登っていくのです。JTN木登り担当入江ツトムさんが先陣を切って何本かのロープをたらし、さらに2人がモミの樹をするすると登っていきます。フラフラと揺られながら水平や角度を見て六角定規をモミの樹に仮止めします。







    そして、いよいよモミの樹にボルトのための穴を開けます。樹木医さんが大丈夫といってくれたとは言え、木に穴を開けるというのにはなんか「ん~」と考えてしまいます。







    03 私自身、日本の文化環境で育ったので木を傷つけたりするのは「いけないこと」と感じたりします。作業場を作るうえでもなるべく生えてる木は伐らないようにしました(作業にちょっとジャマだなっとか思ったりもしますが)。JTNの小林さんも言ってましたが、ツリーハウスそのものは自然にも木にもいいっていうわけではまるでなくて、むしろダメージを与えてしまいます(もちろんダメージを最小限に抑えるためにいろいろ考えてやってますが)。ただツリーハウスを作り、そして木の上に登ってみることで感じる空気の感じや音や匂いなど、今までとは違った自然の感じ方ができるんじゃないかとも言ってました。許容範囲の中で木に遊ばしてもらっていると。その遊びのためにどこまで自然を変えていっていいのでしょうか? これまでの作業でも作るうえで支障をきたす木などはいくらか伐ってきました。それをどういうふうに考えればいいんでしょうね?? ただ言えるのはこういうふうに自然と関わらなければ、こういったことも考えなかったんじゃないかなあということです。そういった意味でもツリーハウスというのは人と自然環境の関係性を考えるいいきっかけになるんじゃないでしょうか。みなさんはどう思います?







    04 さてさてそんなことを考えながらも作業は続きます。



    ロープにぶら下がって大きなドリルで穴を開けるのは大変な作業です。今回伊勢から来てくださったJTNの四方谷(ヨモヤ)さんがその作業をしました。さすがツリーハウス王! 



    手際よくモミの樹に穴を開けていきます。穴にあわせてブラケットを置いて、それをボルトで固定です。さらに大きなインパクトレンチでボルトをドドドッと締め付けていきます。



    それを上に6箇所、下に4箇所打つのですが、本日の作業は上の6箇所を打ち付けてオシマイになりました。9月になって日が暮れるのも早くなってきましたね。



    そして夜は9月1日に放送されたばかりのTVチャンピオンの「ツリーハウス選手権」の録画をツリーハウス王チームの方々から撮影裏話などを聞きながら鑑賞しました。JTNの柳田アジアさんは、いっぱいコメントしたのに結局1箇所しか放送されなかったとぼやいてました。







    05 翌9月3日。まずは下のブラケットを取り付けます。下が4箇所というのは、六角形のうち山側の2頂点には作業場から柱を立てて補強して、他の4頂点はモミの樹の上下にブラケットを付けて頬杖(斜めに入れる補強の材木)で強度を出すからです。



    ブラケット取り付けの間、他の人は部材を作ります。ブラケットに取り付ける大引き(デッキの基礎)と頬杖、柱を四寸角のヒノキの材を寸法に合わせて切ります。大引きには柱や頬杖がつく部分にほぞをあらかじめ刻んでおきます。正確さが要求される作業です。



    ブラケットすべてが取り付けられ、いよいよ大引きを上げます。また木登り隊が登り、下からはロープを使って重い材を上げていきます。ブラケットに乗せ、横からドリルで穴を開け材と金物をボルトで固定します。そのようにして山側の2本が取り付けられたとこで本日はおしまい。おなかがペコペコです! 食事とビールの待つグリーンセンターへ帰りましょう!







    06 さて翌9月4日は午後から「入江ツトム木登りワークショップ」の日です。本当はツリーダムの作業はやらない予定でしたが、変更して作業することにしました。



    昨日付けた大引きに柱を立てます。一度でピタッとはまらないので、立てては寝かし微調整で削るのを何回か繰り返しました。そして作業場から4mちょっとの柱が2本立ちました。



    次は3本目の大引きです。大引きはモミの樹を中心にして放射状に取り付けます。昨日と同じようにロープで材を上げてボルトで固定し、頬杖を取り付けて補強します。



    そうこうしているうちに、木登りワークショップも始まったみたいです。ツリーダムと同じ敷地内にあるおっきなケヤキの樹が今回の遊び場。作業場から大人やら子供やらがぶらさがってどんどん上がって行くのを眺めながら(面白い光景です!)こちらは作業を進めます。





    07 作業をしていたら辺りが暗くなり雨が降ってきました。結構な降りだったのだけど、モミの樹の下では雨粒をそんなに感じません。多くの木々が葉っぱで雨を受け止めてくれて、林の中にいる私たちはあんまり濡れずに済みました。



    そして、なんとか六角形のデッキの形がとりあえず見えたところで、作業は終了しました。



    木登りワークショップも盛況のうちに終わったみたいです。







    そして、翌5日は雨で作業が中止になってしまいました・・・。



    今回は5日間通しで長谷川‘ジャスティ’直紀さん(なんと沖縄から! しかも以前も来てくれてそのときは三線を披露してくれました)と山本志保さんが参加してくれました。他にも平日にもかかわらず来てくださったりしました。ありがとうございます!



    今まで来てくれた人の力、来れないけどカンパしてくれたり気にかけたりしてくれる人の力で着実にツリーダムは完成に近づきつつあります! 目指すは紅葉の時期の完成です! そして、みんなで宴会がしたいなあ(結局そこなんだ・・というツッコミが聞こえそう)。



    <ナガトモ>

      


  • 2005年09月06日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 03:54Comments(2)ツリーハウス

    地鎮祭やりました!/高尾山ツリーハウスプロジェクト

    01 うだるような暑さで、何もやる気が起きないような中、今回のワークショップは始まりました。



    子どもたちが夏休みに入ったせいか道路は軒並み渋滞していたのと、JTNの小林さんの山吹色の素敵なランクルがパンクするというハプニングで、参加者がなかなか集まらずにちょっと焦りました。とりあえず、集まった参加者で荷物を坂の上に運んで、作業を始めます。



    今日は手すりの完成を目指します。・・・ですが、道具は小林さんの車の中。なので、前からやりたかった丸太階段の補修をします。



    02というのも、階段のステップの幅が広くて歩きづらいという声があったので、今までのステップの間の何箇所かに新たにステップを付け足してみることにしました。丸太をチェーンソーで半分に割って杭をつくり、カケヤ(大きなハンマーみたいなの)で地面に打ち込み、ステップを流して針金で固定します。



     



     



    03 丸太階段ができたところで、お昼ゴハンにしましょう。今日はデッキの上で食べます。いつも午前中の作業の材木とか道具とかがいっぱいあってみんなで食べれないのですよ。食べ終わったら、もちろん、ひ・る・ね。寝っ転がってモミを見上げると、気持ちイイ! そして目を閉じると・・・zzz



    04まったりとしていたら、下のほうから小林さんの声が「入江~!」。大阪から深夜バスでいつもきてくれるJTNのキノボリスト入江さんを呼ぶ声でした。無事に到着したようです。今回は奥さんと二人のお子さんと一緒に小林さんは登場です。それと柳田さんもきてくれて、全員集合です。



    05 さあ手すりをみんなで作ろう! ということで2班に分かれて作り始めます。前回谷側の全面を作ったので、今回は両サイドを作りました。きちんと寸法を測って正確に切断します。それがムツカシイのです。ハシゴ状に組み立てたものを根太にビスで固定。今回も登場、インパクトドライバーは一度使うと病み付きになること間違いない! ドドド。



    そして、塗装をして完成! 



    06 今日の作業はここまでにして、キャンプ場に移動です。今夜はいつものグリーンセンターではなく日影沢キャンプ場に泊まります。キャンプ場ではすでに虔十の会、炭火焼番長の光太郎が火を熾してスタンバっています。ああ腹減った~。胃袋元気のムラカミも野菜を刻んで準備に余念がありません。さあ今日のメニューはまずは焼きそば! 野菜たっぷり豚バラたっぷり。あとは、鳥の胸肉やらナスやらあれやこれやと、おいしいものがでてきてたけど、教えてあげないよ、ジャン(古っ)。働いたあとのビールももちろん最高! このキャンプ場は水の音が常に聞こえてきて気持ちのいい場所なんですよ。



    おなかもいっぱいになったところで、汗を流しに参りましょうと、みんなで八王子の銭湯へ。風呂桶はやっぱりケロリン。そう言えばケロリンの風呂桶は見るけどケロリンの実物は見たことないなあ。そして、もちろん汗を流したのでキャンプ場に戻って何人かはまたビールなどをたしなみました。







     



    12日目は午前中は材木運び隊と草むしり隊に分かれての行動です。JTNのみなさんにはデッキの基礎の補強をしてもらいます。



    ツリーハウス本体に使うのは、なんと高尾の天然のヒノキ! いつも借りている高尾グリーンセンターの管理人の方に安く譲っていただけたのです。それをトラックに積むのがまずは材木運び隊の任務。朝から暑い中(二日酔いの人も)のいきなりの力仕事です。埃まみれになりながらえっちらこっちら積み込んでいきます。途中何回か休憩を挟んで3トン車満載の材木を積み終えて、ツリーハウスへ。今度はトラックから降ろして、坂道をバケツリレー方式であげます。それにしても暑い。まだなくなんないのかよ、と思いながらも黙々と行ったり来たりを繰り返し、ようやく終了。おつかれさま! もうみんな汗だくです。



    一方、草むしり隊のほうも炎天下の中、元締め(地元高尾で無農薬野菜を作りながら圏央道に反対されています)さんの畑の草を熱中症になりかけながらも頑張って抜いていました。本当にお疲れ様です。なんだか先週といい今週といい、「虔十の会強化合宿」のような感じになっておりますなあ。



    2さて午後からはこれからの安全を祈願しての地鎮祭を金比羅権現神主、奥田さんとオーストラリア出身で高尾に惚れて住み込んでいるケイトさんに執り行なっていただきました。何種類か祝詞をあげてもらうのですが、なんといっても面白いのは現代語の祝詞。祝詞の中に「ツリーハウス」とか「トンネルは・・」とかでてきて、ちゃんと意味がわかるのがいいです。今回はケイトさんが祭主を務めてくださり、英語の祝詞もあげてくれました。そのケイトさん、デッキを一目見るなり、「これはビアガーデンにするといい!」と言って、とても気に入ってくれたみたいです。



    3 祝詞の後、企画者として虔十の会の坂田さんと、工事者としてJTNの小林さんが代表して玉串を奉納しました。2人ともやったことないからわかんないよとかいいながら、様になってましたよ。そして、みんなでお神酒をいただき、安全を祈願して乾杯! そして、あとは・・・もちろんビアガーデン状態になったことは言うまでもありません。





    4 さあ、いよいよ次回から本体に取り掛かります。まずはモミにGLというボルトを通すことからはじめます。ツリーハウスの作業の工程などは最近JTNが監訳したピーター・ネルソン著『ツリーハウスをつくる』(二見書房)に書かれています。これには世界のツリーハウスの写真がカラーでたくさん掲載されていて(もちろん日本の小林さんたちの作品も)、見ているとすぐにでも作りたくなるような本です。興味のある方は、是非是非、お買い上げを!



    (ナガトモ)

      


  • 2005年08月11日 Posted by 虔十の会(ケンジュウノカイ) at 00:44Comments(2)ツリーハウス