恒例!高尾山梅もぎ大会(6月26日)

虔十の会(ケンジュウノカイ)

2005年07月03日 15:09

毎年恒例の梅もぎ大会の日がやってきました。裏高尾にある梅林の梅の木に登って、おいしい梅をもぐのが、僕たち虔十の会の恒例行事になっています。この梅林には、地元の農家・通称「元締め」さんが大切に育てている梅の木があって、収穫のお手伝いをさせて頂いているんです。元締めは、もう80うん歳。だけど、ほとんど一人で畑作業をこなしてしまうパワフルなおじいちゃんなんです。



この日はツリーハウス作業や、高尾山登山ガイドも行なっており、それぞれの参加者が合流しての梅もぎ大会となりました。梅もぎ参加者は総勢30名以上の大部隊。たぶん、過去最高の参加者数だったんじゃないでしょうか。



午後1時半頃にスタートして、みんな一斉に木に登りだします。普段、めったに木登りをする機会なんてないので、はしゃぐはしゃぐ。手を伸ばして梅をひとつひとつ、もいでいく人もいれば、木を揺すって大量の梅の実を下に落とそうとする人もいます(※地面にはブルーシートを敷いていて、落ちた梅をかごに拾い集める「梅拾い隊」がいるので安心)。



2時間後には、持ってきた6枚の袋が全ていっぱいになってしまうほど、大量の収穫が!これでも、平年よりは少な目かな~というところです。今年は入梅が遅れたし、6月前半はほとんど雨が降らなかったし、そんな影響もあるんでしょうか。そういえば、桜の開花も遅かったし。毎年同じような時期に梅もぎをしているけど、毎年収穫量が違うんです。当たり前だけど、自然って面白いですね。



作業が終わった頃、元締めが登場。梅酢やお茶菓子を持ってきて、僕たちの労を労ってくれました。この土地で60年以上も農業をしてきた元締めから、高速道路などの開発に悩まされてきたという話も聞き、自然を守っていくことの大切さ、難しさを改めて痛感。



元締めの自宅は、現在建設中の圏央道のちょうど真下辺り。そして今回、梅もぎ大会をした梅林も。圏央道が高尾山を貫通するという計画もあります。もし、その計画が実行されてしまったら、この梅もぎ大会もできなかうなってしまうし、元締めのおいしい梅干や野菜が食べられなくなっちゃう…。そんなの嫌だー!



(こぐま)


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