和居和居デッキさよなら、でもまた会える
17日の夕方より、続々とデッキに応援してくれる人が来てくれました。
あの鬼のような階段をものともせず、仕事を終え、真っ暗な山道を歩いて。
仕事があるから朝までいられないけれど、一言「がんばって」が伝えたくてきた人や、
差し入れを持ってきてくれた人、70人ぐらいまでは数えてたんだけど、
暗いので正確な数はわからず。
みんな、尾根をこえて沢へ下ってくる階段で、
キャンドルに美しく光るドリームキャッチャーを見て「うわぁー!!」
ウロウロしている警備員にも「きれいでしょう?」と声をかけると
「きれいですねー」って人間らしい返事。
キャンドルを提供してくれたのは、JUNEさんとアースコンシャスのSHOOさん。
ありがとうございます!
18日0:00尾根のデッキへ向かう道が封鎖されましたが、
何人もの人が封鎖されて通れない、どこから入ればいい?と連絡が入ります。
幸いなことに、この時期の高尾山としては、すごく暖かい。
山もわたしらが過ごしやすいように味方になってくれる
ドリームキャッチャーに囲まれて、あいかわらずみんなでワイワイ♪
1時ごろは、人であふれかえって寝る場所なーい(笑)
デッキの下で寝てる人も…
夜中の3時には、高校生のK君も「がんばって」を言うためだけに、
あの山越えをして来てくれました。
わたしは、クーカー寝てたんだけど、朝それを聞いて感動
K君、ありがとう!
そして、朝。
今日も寒くない、ヨカッタァ。
おしゃれなお姉さんたちが朝からワイワイお化粧で大忙し。
男性たちは、デッキの下においやられ(笑)、
みんなでこの緊張感のなさが強み~、と笑いあう。
代執行の予想は9:00
ロープでしきられて、沢にいるのはマスコミの人たち。
デッキの上流部分に場所を限定されてしまっています。
どうも国交省は、「記者席」を用意したつもりらしい。。。
こんなふうにマスコミと市民を分断したがるのはなぜ?
撮られたら困るのかね?
市民の声も聞けないと公平な報道ができないとマスコミと国交省はもめたそうですが
結局、国交省はデッキの下まで来るのはダメと押し切ったもよう。
関東地方整備局と相武国道がいっしょになってやってきました。
代執行の主体は、関東地方整備局ですが、相武国道が先導している様子。
以前の土地収用のときも、現場を仕切っていた相武国道の西沢さんが、またいる~
関東地方整備局は、一方的に代執行の令書を読み上げるので、
「それはないでしょう!」と抗議。
むささび党の人たちをはじめ、18日朝、現地に来た人は、
道を封鎖して入れようとしない。
令書の宛名のむささび党がいないのに、
かってに読み上げて代執行に入るなんて手続きの不備もいいとこ
デッキの上より、話し合いを要求。
そもそも、この土地は、国が勝ってに境界線を引いたためトラブルとなり、
裁判で係争中。
裁判の判決も出ていないのに、強引に代執行するなんておかしい!
しかも、代執行取り消しの訴えをわたしたちは起こして、
高裁判決待ちの状態なのに…
わたしたちは、混乱をのぞんでいるのではなく
話合いを求めていること、
何より、こんな強引なことをするなら、その理由や法的根拠を説明する義務があることを訴えるけど
ただ、呪文を繰り返すように「代執行のじゃまになるので退去してください」を繰り返すのみ。
行政が、国民に説明義務を怠っても平気だなんて、この国はどうなってるの?
野蛮だあー
いきなり作業員たちが、デッキの下部分に襲い掛かる。
強引に、いろんなものをどかし、
ドリームキャッチャーに手をかけたため、
女性たちは、泣き出し、「やめてー」
「みんなの想いがこもってるんだよー、それだけはやめて!」と
叫ぶけど、ロボットのように「たんたんと」作業を進める人たち。
女性たちが前面に出ているためか、こちらの話し合いの要求に、
作業員の手が止まり、小康状態に。
下まで降りて、今回の代執行がどれほど強引な行為なのか、
合意形成を口にしている国交省自身にとっても絶対にプラスにはならないことを訴えるけれど
「代執行は、こういうものですから」とか
「代執行は、話し合うようなものではない」など聞く耳もたず。。。
こんなことが、まかり通ってしまえば、
国は、問題が起きても最後は代執行すればいいやってなってしまう。
適用している道路法だって、土地問題が解決しないまま
かってに「道路予定地」と言い張ることが、こんな形で通用するなんてありえない!
なんとか封鎖を突破して、マスコミのいるところまでたどりついてくれた
ミュージシャンのリュウイチさんの姿が見える。
警備員が、強引に押しとどめようとしているのが見え
「高尾山にトンネルを掘らないでください」と叫ぶ彼の姿が心を打つ。
警察を動員しかねない様子なので、リュウイチさんはいったん引くが
しばらくたつと、どこからかムビラと歌声が…
ホントに嬉しかった、心強かったです。
デッキに立てこもったのは、35人ほどだけど
多くの人たちの想いを受け止めていることを実感しました。
そこへ、外にいる人たちから電話が入る。
むささび党が、代表者のいないところで読み上げられた代執行は無効だ、
と主張しているので
ケンジュウの会の動きにだけ、マスコミに集中すると、
その主張を報道してもらえないから困る、だから出てくれとのこと。
それ以上、そこでもめても無駄だ、と言われ唖然とする。
とにかく事情がよく飲み込めない…
小康状態になって、こちらは女性が中心となり
あくまで平和的な話し合いを求めるため
国交省も、本日は無理で明日に持ち越しそうで、初日は持ちこたえられそうだし、
ニュースを見て、応援のため駆けつけようとしてくれている人たちからも
どんどん連絡が入っている状態。
これに対しては、明日に持ち越されると、さらに費用が加算され困るとむささび党の返事。
代執行は、かかる費用は、されるほうが全額負担するというひどいものです。
でも、2月から寒風ふきすさぶ中も、夏の暑さや湿気に悩まされながらも
守ってきたデッキの最後を見届けたいという想いで
仕事を休んだり、風邪を押してまでデッキに立てこもった人の想いはどうなるのか?
と悩むがやむをえない…
みんなで話し合いを持ち、坂田より説明。
みんな納得しきれないままだが、
仲間内からの要請では仕方がないと退去を決めました。
相談のうえ、退去するかわりに、国交省にマスコミを封鎖せず、
デッキまで入れることを要請。
1000のドリームキャッチャーをぜひ撮影して欲しい旨を伝えたところ
国交省は、こちらの要求をのみました。
(NHK報道では、国交省の説得に応じて出たとなっていて頭にきたッ
国交省は、ほとんど説得をしていません)
レイナさんが、やむにやまれぬ想いで
最後に歌を歌ってくれる。
風邪をひいて、声もからしているのに、一生懸命歌ってくれました。
最後におわかれ撮影会。
みんな笑っているけど、つらかったね、がんばったね。
デッキをあとに…
言葉もなし。
国交省が、約束どおりにマスコミをデッキの上にあげてくれたのを
確認しました。
たった1週間で、1000個もドリームキャッチャーが集まった意味、
それを一生懸命、きれいにデコレーションしてくれた空間造形作家の三橋玄さんの想い、
少しでも、報道で伝わればいいのだけれど…
デッキの見納めです。
ついつい、何度も振り返ってしまう。
本当にたくさんの人がここを訪れてくれて、
高尾山のことを知り、あちこちに発信してくれました。
デッキは、壊されるけれど、高尾山のことをみんなが伝えるための
大事なツールとして、大きな役割を果たしてくれました。
歩きながら、後ろにいる警備員に
「昨日の夜、デッキ見た?」と聞くと
「見ました。本当にきれいでしたねー」
外で待っている仲間に迎えられて
デッキの中がどのような様子だったのかを説明。
みんな悔しい…
でも、デッキはいつでも作れるよ。
国交省は、デッキを壊せても、
わたしたちがあきらめずに何度も立ち上がる力は、絶対に壊せないから。
この美しい空間は、忘れないから、
心に刻んであるから
また作れる!!!
高尾山トンネル工事は、まだはじまったばかりです
周りは、どんどん橋脚などが作られ、あたかも工事が進んでいるような演出がされていますが、
これからが、高尾山を守るアクションの本番START!!
あきらめないで言いつづける事!!
ケンジュウの会の次のアクションをお楽しみに♪
たくさんの差し入れをありがとうございました。
みなさんの差し入れは、ほとんど持ち出しました。
今後のイベントなどで使わせていただきます!
心より感謝をこめて
写真:澤田KCO
メールでマイ政治家GET作戦スタート!
インドの環境活動家ヘグデさんが高尾山でアッピコ!
和居和居デッキのすてきな写真
アクションが注目されてるってことかな?
ドリームキャッチャーバリケード完成!!!
11月15日ゆめやえいこのスペシャルリズムプラネット
インドの環境活動家ヘグデさんが高尾山でアッピコ!
和居和居デッキのすてきな写真
アクションが注目されてるってことかな?
ドリームキャッチャーバリケード完成!!!
11月15日ゆめやえいこのスペシャルリズムプラネット
2008年11月19日 Posted by虔十の会(ケンジュウノカイ) at 02:57 │Comments(0) │和居和居デッキ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。